団員インタビュー Vol.7 クラリネット 松岡 良憲

団員インタビュー第7回目は、クラリネットの松岡 良憲(まつおか よしのり)さんです!

松岡さんはクラリネット奏者としての一面だけでなく、現在、京都大学交響楽団で学生指揮も務められています。

幅広い知識と経験をお持ちの松岡さんに、木管楽器の魅力や今回のコンサートの曲目についてなど、様々なことをうかがいました!


オーケストラにおける木管楽器は、主にフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの4種類になりますが、それぞれどのような役割と特徴がありますか?

 

 木管はそれぞれの楽器の仕組みが異なっているので、キャラの違いがはっきりと現れます。

 フルートは木管と言いながらふつうは金属で出来ていますし、オーボエとクラリネットは見た目こそ似ていますが、オーボエは薄い板を2枚重ねた発音体(ダブルリード)、クラリネットは1枚の板(シングルリード)を使っていて、吹き口が違います。ファゴットはオーボエと同じくダブルリードですが、楽器の長さはオーボエの倍で、2本の筒を束ねたような独特な形をしています。

仕組みが違うと、音色や得意技も当然変わってきます。例えばフルートなら優雅で華やかなイメージ、オーボエは哀愁漂う感じ、クラリネットは暖かい音色、ファゴットは少しおどけた表情、などなど。クラリネットは特にアルペジオ(分散和音)とかピアニッシモが得意ですね。

 オーケストラの曲ではこれらの特徴を踏まえて、ソロが与えられたり、他の管楽器や弦楽器とのブレンドが求められたりします。楽器毎の立ち回りは曲によって色々変わりますが、木管全体としては、オーケストラに繊細な表現や、多彩な響きを加える役割があるように思います。


今回のプログラムでは、どのようなところが聴きどころとなっていますか?


 どれも明るい曲で、誰でも気軽に聴きに行けるプログラムかと思います。

 木管としてはモーツァルトはオーボエのみですが、他の2曲はどのパートもすごく活躍します。特にベートーヴェンは弦楽器と対等の役割を与えられている部分が多く、たとえば1楽章の冒頭はオーボエとファゴットから始まったり、2楽章ではクラリネットに長い旋律があったりと、とにかく目立ちます。明るい響きや、豊かな表情を大事に演奏したいです。

松岡さんがクラリネットをはじめたきっかけは何ですか?


 中学校の吹奏楽部からです。クラリネットは元々そんなに興味無かったのですが、小学校の頃はリコーダーが好きで、親にリコーダー吹けるならクラリネットが向いてる、みたいな事を言われてその気になったのがきっかけです。

 中学高校と吹奏楽で、大学では何をしようか悩んでいたのですが、せっかくクラリネットを続けているのでオーケストラも体験したいなと思い大学オケに入団しました。まさか7年も関わる事になるとは思いませんでしたが…。ここまで縁に恵まれたなと感じています。


松岡さんは現在、京都大学交響楽団の学生指揮をされていらっしゃいますね。指揮者として前に立つのと、奏者として演奏するのとでは、オーケストラの見え方や聞こえ方など、何か違いがありますか?


 オケの見方は大きく変わったように思います。以前は自分のパート譜をどう吹くかという事を1番に考えてしまいがちでしたが、指揮者になると、少し大げさに言えば、その1曲の全てと向き合う事になります。たとえば交響曲であれば、40分間のソロを1人で吹かされるような感じです(笑)。多様な楽器群を使って作曲者が何を表現しようとしたか、音楽の中にどういう意志が流れているか等、マクロな視点の中で色々考えさせられました。

 今回はまた奏者として関わらせていただきますが、そのような視点も持ち続けられたらいいなと思います。

シュタール・フィルハーモニー管弦楽団は、京阪神の大学オケ出身者を中心に結成されています。特に京大オケOB・OGの方がたくさん在籍されてますよね。実際に練習をしてみて、シュタフィルの印象はどのようなものでしょうか?


 お互いよく知っている方も多く、和やかな雰囲気があって良いなと思いました。しかも小編成なので、とてもアンサンブルが取りやすいように感じています。このオケならではの一体感を持った演奏ができればと思います。


松岡 良憲 (まつおか よしのり)


香川県高松市出身。高校では第13代うどん部web管理を担当。

京都大学交響楽団でクラリネット首席奏者、学生指揮者を務めた。

現在、京都大学大学院工学研究科に在学中。

シュタール・フィルハーモニー管弦楽団

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